2013年02月09日
2月6日~8日に作品展を行いました。当園の作品展は毎年違ったテーマにそって行うちょっと変わった作品展です。今年のテーマは・・・
「どうぶつえん」です!一年間かけて子ども達と動物について触れたり、調べたりしてきました。そんな生活の中で作りたいものが決まり、個人製作と共同製作で作り上げた様々な動物達。いったいどんな作品が出来たのでしょう。
さあ、みなさんを「みどりがおか どうぶつえん」にご案内いたしましょう!
(今回は保護者のおひとりであるカメラマンさんに撮って頂いた写真でお楽しみください。)
ようこそ!!緑が丘動物園へ!!!
どどーんとピンクと白のふんわり可愛らしいアーチがお出迎え。
はじめは 1歳児クラスの『こぐま』と『パンダ』 おしゃべりが聞こえそう・・・・・・
丸めた新聞紙に筆でボンドをぬりぬり・・・その上から毛糸をパラパラ、コロコロ転がして貼りました。
思わず微笑んでしまうような可愛らしさです。
こちらは・・・
2歳児クラスのふじ1組の『ひよこ』です。
2色の紙粘土を混ぜてころころ小さな手で転がしてビーズで目を付けました。「ピヨピヨ?」「ピヨピーヨ!」とひよこの会話が聞こえてきそうです。
さてさて、お次は・・・
3歳児クラスのすみれ組の『モルモット』です。
動物村で出会ったモルモットの感触、温かさを思い出しながら作りました。
写真を見て体の色を自分で選んで貼った世界でたった一体のモルモット。わしゃわしゃわしゃ・・と動き出しそうです。
長ーい首・・・そうこれは4歳児の自信作、『キリン』です。
どどーん!!!
大きくそびえ立っているこの『きりん』。4歳児が大きさなどを調べ、牛乳パックに新聞紙を詰めて模様を付け、約2週間かけて5メートルの実物大のキリンを完成させました。
「おおー!」と声が出て見上げてしまう迫力です。
キリンの足の間を実際にくぐることが出来るんですよ。
キリンの奥に見える物は・・・
2歳児クラスの共同製作の『くじゃく』です。
製作前にはくじゃくの写真を見て「わあー、大きい!」と目をキラキラ輝かせていました。
大きな模造紙に体をビヨーンといっぱい伸ばして絵の具で色をつけました。
羽根の上にある物はペッタンと押した手形です。
手に絵の具が塗られると、くすぐったくてニコニコ顔もちらほら。
ゴージャスなくじゃくになりました。
ガオーン!!!と雄たけびが聞こえてきそうな『ライオン』は5歳児クラスのゆり組が作りました。
このライオン。土台の新聞紙に貼ってある物は、「色染め」したタオルです。質感にこだわりました。
乗ることが出来ますが、小さいクラスの子の中には等身大のライオンの迫力から思わず後ずさりする子も・・
表情はにっこり優しそうなライオンです。
ライオンの奥に見える動物は・・・
大きな耳、長ーい鼻が特徴の『ゾウ』です。こちらは3歳児クラスの共同製作です。
大きな模造紙に筆で自由にダイナミックに色を塗り、手形で体の色に表情をつけました。
今にもズシーン、ズシーンと足音を立てながら歩きだしそう。
でも、お目めはやさしいのです。
続いては可愛らしい動物・・・
ホーホーホー
0歳児クラスの『フクロウ』です。立体で出来た新聞紙に羽根の形をした布をボンドで貼りました。
寝ているフクロウ、はばたいているフクロウ、目をパッチリ開けているフクロウなど表情は様々。
小さな手で一生懸命作った姿が目に浮かびます。
水辺の生き物『ペンギン』は4歳児クラスが作りました。
ペットボトルに貼った身体部分は何で出来ていると思いますか?
新聞紙をちぎり、水につけて柔らかくし、でんぷん糊を入れて作った「新聞紙紙粘土」です。
はじめは色付けしようとしていましたが、まるで赤ちゃんペンギンの質感と、色に思わずこのままがいいということに。
何だか大合唱をしているように見えますね。
空中ではオランウータンがお散歩♪
5歳児クラスのゆり組が作った物です。ゆり組になったばかりの5月、モノレールに乗ってみんなで行った多摩動物園で、オランウータンのスカイウォークを見てきた経験から作った作品です。
格好は様々で、ロープから手を滑らせそうで「おっとっとー」と手をすべらせてしまいそうなオランウータンも!
「みどりがおかどうぶつえん」もここが終点。
ワラワラ・・・『カメ』の大量発生。2歳児クラスふじ2組の個人製作です。
よーく見ると・・
小さいカメと大きいカメ。親子のカメです。
トコトコトコどこかにお散歩に行きそうですね。
プラスチックの容器には花紙を縦にビリビリちぎり、のりで少しずつつなげて最後には長ーくながーく
なったお花紙を詰めました。
「みどりがおかどうぶつえん」はいかがでしたか。
お別れがとても残念な作品展になりました。
それでも、ライオンやキリンなど大きさや色、形など沢山知り、動物博士になった子どもたち。
一生懸命、楽しみながら作った動物たちを保護者の皆様の手を引いて、「見てみてー」と満面の笑顔で見せてお話ししている姿が印象的でした。
等身大の迫力満点の動物で賑やかだった作品展で、またひとまわり成長をみせてくれた子どもたちでした。
・・・・・・・・・作品展の後日談。
片づけをしていると「先生、どうして動物さん片付けちゃうの?そのままずっと動物園にしておいて!」・・・と。
楽しんで作り、喜んで見てもらい、愛着を持ってくれたからこその一言だと思うと本当に嬉しいことでした。
「そうだね、ずっと動物園にしておけたらいいのにね。」壊すのがもったいないと思うのは私たちもいつも同じです。
でも「花火のようにパッと消えるのもかっこいいか」と言い聞かせながら、来年はどんなテーマにしようかなと思う私たちでもありました。
見学にいらして下さった皆様ありがとうございました。